ポリープ

ポリープが原因で痛みが起こる代表的なパターン

ポリープができたからと言って最初の時点から痛みを伴うと言うことはあまりありません。最初の時点から痛みがあると言うのであればそれは良性のポリープではない可能性もあるので早急な受診が必要でしょう。では最初には痛みがなかったポリープが痛み出す状況とはどのような状況でしょうか。代表的なものにポリープがねじれると言う症状があります。ポリープには様々な形状があることは周知の事実ですが、その中でも特にキノコのように細い茎にポリープができているようなものであれば、その茎の部分が捩れてしまうと痛みを伴う場合があります。

ねじれると言った場合とは別に、ポリープそのものが炎症を起こす場合もあります。このような場合にも痛みが出る場合があります。そのほかにも痛みが出る場合はありますが、多くの場合はポリープが直接痛むのではなく、どこかほかの部位に当たって痛んだりする場合が多いでしょう。

何はともあれ、そこにポリープができていることが分かっており、そのポリープが痛んだり違和感があると言う状況はあまり好ましい状況ではありません。このようなときには迷わず、専門医に相談することが賢明です。

ポリープは成長が止まっていればあまり心配する必要はありませんが、継続して大きくなりほかの部位に当たったりして違和感を感じるようになっているのであれば、それは切除も含めて具体的な治療を考えていく必要があるでしょう。今は切除に限らず、様々な治療方法があります。まずは病院で自分の希望も交えつつ相談してみることが望ましいでしょう。

副鼻腔にできるポリープは一回の手術で治りません

鼻にポリープができるといっても経験のない方はピンと来ないと思います。実際には鼻の奥にある副鼻腔と呼ばれる空間の粘膜部分に、粘膜が大きく育つことでポリープとして症状があらわれます。

症状は人によって個人差があるのはご存知のとおりですが、鼻づまりの感覚などの鼻の中の違和感が主な症状です。この副鼻腔にできるポリープは幸いなことに悪性である可能性はほとんどありません。ただ、注意しなければならないのはこのポリープは単独でできる場合は少なく、ひとつ見つかればその周囲に同様のポリープが場合によっては数十と言うほどの数ができていることがあるのです。

これは何を意味するかと言うと、仮に摘出や切除の治療を行った場合でも一度にすべてを除去することが難しいと言うことです。手術を数回行う必要がある場合もあると言うことは、それなりに体に負担もかかってきます。もちろん一度ですべてをとりきれることもあるでしょう。しかし、もし仮にこの副鼻腔のポリープを取り除くことを考えているのであれば、最悪の場合は数回の取り除く作業があるということはあらかじめ知っておいたほうが良いでしょう。

いずれによ副鼻腔のポリープは悪性ではない場合がほとんどです。特に症状が苦しいような状況がなければ、経過観察も方法であることはしっかりと覚えておきましょう。ポリープができていたからとあわてて切除を考えるのではなく、しばらく様子を見てから計画的に切除を行ったり、すべてを取り去ることを前提に除去するのではなく、大き目のポリープのみを除去すると言った方法もとる事ができるでしょう。

痔とポリープの違いとそれぞれの有効な治療方法とは

直腸にできるポリープと肛門の周囲や中にできる痔、それぞれを考えるとあまり大差がないと考えがちです。場所としても近い部分にあり、場合によっては大きさも似たものである可能性もあるのでどちらがどの程度危険なのかと言うことについてはっきりと区別できる人は少ないでしょう。

しかし、この二つは大きな部分で違いがあります。それは直腸や大腸のポリープは癌である可能性があると言うことです。肛門の痔は力を入れて排便することで肛門の血管がうっ血してできるものです。当然、がん化する可能性はあまり高くないので、腸のポリープと比べると危険度はかなり低いものになります。しかし、腸のポリープは違います。しっかりと検査をして現在の状況を把握し、良性であったとしても継続して経過を観察していくことが重要でしょう。

ポリープは癌になる可能性があると言うことは腸のポリープの場合できるだけ早めの検査が必要であると言うことです。ポリープと判断されている段階で検査を行わず、大きさが大きくなってきたので検査をしてみたら悪性だったということも考えられます。そうであったとしても治療できる可能性はもちろんあるでしょうが、できれば早めに治療を行っておくことが望ましいのは言うまでもありません。

痔ではなくポリープであると言うことがわかった時点で、できるだけ早めに専門医の診察や治療を行いましょう。もちろん、痔であった場合も専門医の診察を受けることは重要です。将来、排便が困難な状態にならないためにも早めに相談しましょう。

声帯にできるポリープと様々な障害やその症状について

声帯にはポリープに限らず様々な障害、病気が起こりえます。その様々な病気の中で代表的なものがポリープであるということになりますが、「声帯ポリープ」のほかにも「ポリープ様声帯」や「声帯結節」「声帯麻痺」のような疾病が存在します。

「声帯ポリープ」はその名のとおり声帯にできたポリープやその症状を指します。ポリープという名前から腫瘍などを連想しがちですが、声帯ポリープは腫瘍の類ではなく炎症によるものだと考えられています。無理な発声が一番の原因とされており、声を多く使う人に多く見られるものです。最近ではカラオケなどで無理に声を出すことでも発生する可能性があるという説もあります。

症状としてはまず声が枯れるというのが一番顕著な症状でしょう。自他共に認識できる症状ということになります。そのほかにも声が出しにくく感じるようになったり、喉の違和感が長い期間継続するようであれば声帯にポリープができている可能性が高いと言えます。

続いて、同じ「ポリープ」という語の含まれている「ポリープ様声帯」については、ポリープという名称は含まれているものの症状は大きく違います。声帯ポリープのように一部分が突起するような症状ではなく、声帯の全体が腫れるのがポリープ様声帯です。個人差はありますが声も擦れる程度のものから低音で擦れた汚い声になることもあるのが特徴です。患者にスモーカーが多いこともあり、タバコが原因であると考えられています。

「声帯結節」は「声帯ポリープ」と同様に声帯に結節が生じる疾病です。こちらも同じく声が擦れたり喉に違和感を感じることが症状として挙げられます。「声帯麻痺」についても同じような症状が出ます。つまり、声帯の病気についてはその症状だけで内容を把握することは少し難しいと言うことも言えます。

中には手術が必要な状態になることもありますので、喉の違和感を継続して感じたらできるだけ早めに専門医に相談することが望ましいでしょう。

婦人科で発見されるポリープの種類とその危険性について

婦人科の検診で見つかるポリープには大きく分けて4種類のものがあります。そのなかでも代表的なポリープと呼ばれるものは「子宮内膜ポリープ」と「子宮頸管ポリープ」の二つです。子宮内膜ポリープはその名のとおり子宮の内側にできるもので、このポリープによる症状には様々なものがあります。個人差も大きく症状の出ない人、出る人、様々です。具体的には不正出血や生理痛などがありますがご存知のとおりこの症状は子宮内に限らず膣などの他の疾病からも起こりえる症状ですので一概に子宮内膜ポリープであると断言することはできません。このポリープは大きさやその性質も幅が広く、場合によっては悪性の場合もありえるポリープです。もうひとつの代表的なポリープである「子宮頸管ポリープ」は子宮と膣を結ぶ子宮頸管にできるポリープです。ポリープができる場所からも分かるように、このポリープはかなり外側からの影響を受けやすい部分にできるポリープです。症状としては痛みはそれほど大きくないものの出血が頻繁に起こることが多く、下り物に血が混じることもあります。性交渉の後に出血が見られる場合もあり、前述の「子宮内膜ポリープ」と比べると異常を感じやすいとも言えます。ただ、この「子宮頸管ポリープ」は悪性であることはほとんどありません。ゆっくりと安心して治療のできるポリープです。

この代表的な二種類のポリープのほかに「有茎性粘膜下筋腫」と「子宮内膜増殖症」という疾病があります。「有茎性粘膜下筋腫」は「子宮内膜ポリープ」と同様にあまり症状が大きくありません。ただ、通常の筋腫と同様に茎があるために捻じれてしまう場合があり、このときには腹痛を伴うということになります。個人差はありますが他にも筋腫の表面に炎症などが起こると水のような分泌物が増える場合もあります。「子宮内膜ポリープ」と同様に不正出血が起こる場合もあります。「子宮内膜増殖症」は今までの三種類のポリープや腫瘍とは少し違いがあります。子宮内に異常があるということには代わりがありません。子宮内では生理によって内壁の入れ替えが行われます。新しい内壁が作られるときにこの内壁が異常に多く作られてしまうのがこの疾病です。症状としては生理のときの出血が多くなり、生理のときに出てくる内膜(どろっとした固まり)が多くなるという症状があります。これはホルモンバランスの異常により発生するものですので、癌などに直接結びつくものではありませんが異常であることには変わりありません。

いずれにせよ、子宮内に異常が感じられる場合にはできるだけ早めに専門医に相談することが重要です。大きな疾病につなげないためにも早めに受診を行い、不安を取り除いてしまいましょう。

子宮内にできたポリープと子宮鏡による検査の重要性について

子宮に異常があることが疑われる場合、まずは造影検査や超音波検査を行うことになるでしょう。この検査でもやはり異常がある可能性が高いということになると、子宮鏡検査を行うということになります。子宮というと女性特有のものですが、これは胃や腸の検査の流れと大きく変わるものではありません。バリウム検査で異常があるようであれば胃カメラを飲むという方法や、便検査で異常があればカメラを通して中を直接見るという方法と同じです。この子宮鏡検査が有用なのは異常が見つかった場合にすぐに切除などの治療が行えることです。子宮内にポリープができていた場合、場所や形状、大きさによっては受精卵の着床を妨げるため、不妊が発生するということもあります。不妊の治療の過程でポリープが見つかった場合などではそのポリープを切除することで不妊が解消される可能性は大いにあります。そのことから考えると子宮鏡による検査は非常に有効な治療を兼ねることのできる検査であると言えます。

また、ポリープによるもの以外についても子宮鏡検査でわかることは多数あります。子宮内の様子を目で見ることのできる子宮鏡検査は様々な子宮内の異常を発見することができるのです。

もちろん、膣を経て子宮の中まで異物であるカメラを挿入することやガスにより子宮を膨らませるということを考えると、個人差があるとは言え検査後に出血があることや違和感を感じること、そのほかにも様々な症状が出る可能性はあります。ガスが抜けきらない状態であればある程度の痛みを感じる場合もあるでしょうし、カメラの種類によっては数日の間通常とは違う種類の出血が続く場合もあります。出血がカメラ挿入時に膣や子宮の内壁を傷つけたことによるものだとすれば、出血が止まったとしてもその後下り物がさらに数日続く場合もあるでしょう。

いずれにせよ、子宮内の検査には精神的にも肉体的にも負担がかかります。長い期間かけて治療や検査を繰り返すことも方法のひとつではありますが、子宮鏡の検査を行えば少ない検査回数で確実な情報が得られる上に状況によっては治療まで行える場合もあります。様々ある検査の中でも効率的な検査です。何か異常があり専門医から子宮鏡の検査を勧められた場合には特段の理由がない限り一度検査を受けてみることが早期の解決に不可欠でしょう。その理由が不妊の解消やポリープの観察であればその有用性はより高いものと考えることができます。

舌にできたポリープが癌ではないかどうかを見極めるために

舌に何かできものができた場合あなたはどうするでしょうか。恐らく大半の人が「口内炎ができた」程度にしか思わずそのまま放置するのが通常ではないかと思います。しかし、口の中にできるポリープの類は口内炎だけではありません。そのほかにも多様なポリープのようなものがあり、その中でも特に注意しなければならないのが舌にできる癌「舌癌」です。この舌癌はポリープ上のものが舌の上や側面にできるという症状がありますが痛みなどは伴わない場合がほとんどです。舌が動かしにくくなったり、舌に違和感を感じることはあっても痛みを伴わないこともありついつい何も対策を取らずに時間が経過してしまうこともあります。特にすぐに目に見えるような場所でなかった場合、違和感に慣れてしまうと痛みがないこともあり、癌が進行してしまう場合があります。

このような事態を防ぐためには舌癌がどのようなものかを知っておく必要があります。特に舌癌は進行も早く5年間の生存率は50%程。リンパなどを介して更に死亡する率の高い肺がんへと転移することも多い癌です。舌に刺激を多く与えることで癌が発生するのではないかという説が多数を占めるようですがはっきりとした原因は分かっていないのが現状です。舌への刺激にはタバコやアルコール、ピアスや噛み合わせによるものなど多種に渡ります。当然、タバコやアルコールを嗜まない人でも発生する可能性はあります。

治療は決して楽観的に見れるものではありません。早い段階で切除したとしても舌の一部を切り取るのですから、間違いなく後遺症は残るでしょう。大きさによっては舌の大部分を切り取ることになりますので話すこと自体困難になることもありえます。人工的に移植などで元の状態に近づけることは可能でも、まったく元に戻ることはない上にリハビリにもそれ相応の時間がかかることは間違いありません。大きさや症状によっては抗がん剤による治療や放射線による治療も検討することになりますが、速度の早い癌であることや転移の可能性が高い癌ということを考えるとあまり時間をかけた治療を行うのは危険を伴う場合もありえます。もし舌癌ということが判明した場合には、主治医と相談の上進行度に合った治療を施すことが重要です。

舌癌は一見、他の口腔内の病気に見える場合も多いものです。専門医でも見逃す場合があります。自分で「おかしい」と思っているのであれば一箇所の病院の診察で納得するのではなく、複数の病院で診察することが望ましいでしょう。

胆のうのポリープは進行状態がわかりやすいポリープです

体の中の様々な部位にできることのあるポリープですが、その中でも胆のうのポリープはいったん見つかってしまえば経過の観察がしやすいものであるといえます。通常、胃や腸のポリープは大きさだけで判断することは難しいものです。胆のうのポリープも当然、大きさだけ決め付けてよいものではありませんが、良性のものも多く、部位が広くないために大きさの観察もしやすいということが言えるでしょう。

胆のうのポリープは肝臓のポリープと表現される場合もあります。逆に肝臓にポリープがあるといわれた場合には、胆のうにあると考えても良いかもしれません。通常、肝臓はその性質上ポリープができるということはありませんので、肝臓にポリープがあるといわれた場合には胆のうではないかと確認してみると良いでしょう。

胆のう自体は肝臓に付いている臓器で大きさはあまり大きくありません。その大きくない臓器にできるポリープですので大きさは数ミリ程度というものがほとんどです。以前は見つけることも難しかったものですが、医療機器の進歩により発見されることも多くなってきました。大きさが小さいということは経過の判断も行いやすいということが言えます。実際にポリープが見つかってもほとんどの場合は経過を観察するということになるでしょう。大きさが5ミリ以内であれば特に何か処置が必要という状況ではありません。しかし経過を継続的に観察し、大きさが大きくなっていないかを確認していく必要があります。もし、大きくなっていないのであれば特に気にする必要もないでしょう。ほとんどの場合は良性です。もし仮に大きくなっているのであれば、特に注意して経過を観察していく必要があります。5ミリ程度の大きさを超えて継続して成長しているのであれば手術による切除も視野に入れつつ経過を見る必要があります。この段階まで成長するのであれば、コレステロールのつまったポリープや悪性の腫瘍など少し警戒する必要は出てきます。その後も継続して経過を観察し更に大きくなっていくようであれば切除で取り除く選択肢が大きくなってきます。仮に1センチを超えるような大きさになっていくようであれば胆のう癌である可能性も高くなってきます。1センチを越えるような時点まで経過を見るようなことはないでしょうが、発見された時点で2センチを超えるような大きさになっていることもあるでしょう。この場合、ほとんどの場合悪性であると考えて間違いありません。更に2センチを超えるようであればほかの部位への転移も考えられます。できるだけ早めに何らかの処置が必要でしょう。

肺にポリープができていた場合にとるべき行動と肺がんについて

肺にポリープができているということが判明した場合、すぐに頭を過ぎるのは「肺がん」という病名だと思います。今では男性では少なくなってきたスモーカーですが、逆に女性のスモーカーも増えてきているので女性でもこのような状況に直面するかもしれません。まず、大切なのはしっかりとした検査を行い、そのポリープがいったいどのようなものなのかを確認する必要があります。通常、ポリープという語は一般的に良性のものを指します。しかしただの突起した部分を総称としてポリープという場合もありますので、影が見えたですとか何か突起があるといっただけでもそれをポリープと呼んでいる場合もあるのです。当然ながらこの時点でその突起が良性のものなのか悪性のもので癌なのかは判断することができないためにポリープという表現に留まっているのでしょう。

肺がんは自覚症状が少なく自覚症状が出たときにはすでに癌は大きく進行している状態になっている可能性が高い危険な疾病です。肺がんにはいくつかの種類があり、その中でも約半数を占める肺がんに至ってはスモーカーでなくともかかる可能性があるものです。肺の奥のほうにできる癌には自覚症状がほとんどなく、仮に自覚症状がでるようなスモーカーに多い気管支近くの癌であってもその症状は風邪に似た症状のため発見が遅れることも多くあります。風邪の症状に似てはいますが風邪ではないため風邪薬では当然、治りません。それでも放置していればそのうちに痰に血が混ざるような状況になり、初めて癌が発覚するというような流れです。

スモーカーに多いと言われている肺がんですが、近年喫煙者の数が減少しているのにも関わらず、肺がん患者が減少していないのはなぜでしょう。それはタバコをやめたとしてもその後肺が正常な状態に戻るのには10年や20年といった長い期間が必要になるためです。いくらタバコをやめたとしても、それが例えば50歳であれば70歳くらいまではタバコが理由の肺がんにかかる可能性があるということになります。

そのほかにも肺がんは進行が早く、転移も早いということも知られています。一端かかってしまえばそれが理由で死に至る可能性が高い疾病であるということが言えるでしょう。数々のデータが肺がんの恐ろしさを物語っています。肺になんらかの異常を感じた場合にはできるだけ早く専門医にかかり、できるだけ早く何らかの検査を経て処置を行う必要があると断言できます。

本来「ポリープ」と「腫瘍」は全く違う性質のものです

健康診断などの何らかの切欠で体内に突起があることが判明することがあるということは耳にしたことがあるでしょう。中にはご自身が何らかのポリープや腫瘍を切除したような経験があるかもしれません。体内に何かができたということに対してはあまりいい気分はしないでしょう。突起自体は特に症状がなく、その後も特に治療が必要ないものから、悪性ですぐさま何らかの処置が必要であるものまでその種類は様々です。今回はその中でも耳にすることが多い「ポリープ」と「腫瘍」について説明したいと思います。

まず、この「ポリープ」という表現も「腫瘍」という表現も体内の一部が変化している状況には変わりありません。しかし、その使われ方や意味が大きく違ってきます。一般的に「ポリープ」というと胃や腸などの袋状の部分のある臓器の粘膜部分にできる突起を指します。この考え方に基づくと膵臓や肝臓などの中身が詰まっている臓器に「ポリープ」はできないということになります。しかし、「ポリープ」という語にはこのような限定的な考え方とは別に体の中にできた突起全般を表現するために使われることもあるのです。この場合、とにかく突起があれば「ポリープ」という表現になるために、その内容が中に液体があるようなものでも、粘膜部分にできている突起でも、コレステロールの固まりでも場合によっては腫瘍でも、ただの「イボ」でも「ポリープ」と呼ぶことになります。この考え方による「ポリープ」という語に基づくと、先ほどとは違って膵臓や肝臓などの中身が詰まった臓器にでも「ポリープ」ができる可能性があるということになります。場合によっては突起していれば癌でもポリープと呼ぶことができるということになります。

次に「腫瘍」について見てみましょう。「腫瘍」の場合、通常は細胞の増殖の状態がほかの部位や通常のその部位と比較して大きくなった部分を言います。このことから基本的には組織の塊であることが通常です。この「腫瘍」には悪性と良性に分けられます。そのうち悪性のものが悪性腫瘍や悪性新生物、癌と呼ばれるものに当たります。しかしこの「腫瘍」も人によっては体にできた塊や色素に変化が出ている部分を総称して呼ぶ言葉として使う場合があります。この使い方を考えると先ほどの「ポリープ」と同じく、体の中や表面にできる変化をすべて「腫瘍」と表す場合もあるということになるでしょう。

このことから考えると、実際の「ポリープ」や「腫瘍」という語の使い方は人によっても状況によっても使い方に違いがあり、一律の決まった使い方があるわけではないということになります。もし仮に「ポリープ」や「腫瘍」が体にできているということがわかった場合には、それがいったいどういったものなのかをわかる範囲で詳しく説明してもらうことが重要です。更に求めた説明を理解できるような知識も必要です。